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歯並びが悪くなる原因6選

歯並びの悪さにコンプレックスを持っている方は多くいます。お子さんがいる親御さんだと、お子さんの歯並びが気になっている方も多いでしょう。

この記事では、悪い歯並びついて解説していきます。

結論、悪い歯並びには原因があります。歯並びが悪くならないよう気をつけて生活することが大切です。

他にも悪い歯並びの症例や、歯並びが悪くなると起こる症状、予防法や治療法についても紹介しています。歯並びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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歯並びが悪くなる原因6選

歯並びが悪くなるのには、遺伝的なものと普段の癖の2種類があります。

遺伝の場合、両親のどちらかから影響を受けることが多く、顎や歯の大きさといった骨格的な部分が関わってきます。

一方、普段の生活の癖によって後天的に歯並びが悪くなる場合は、癖を見直すと改善が可能です。

中でも以下の6つは、歯並び悪くなる原因の代表的なものとなります。

  • ●顎が小さい
  • ●虫歯・歯周病がある
  • ●食べ方に癖がある
  • ●つい頬杖をついてしまう
  • ●舌で歯を押してしまう
  • ●指しゃぶりや爪を噛む癖がある

 

顎が小さい

頭蓋骨イメージ

顎が小さいと、歯並びが悪くなる傾向が強くなります。全ての歯が綺麗に並ぶだけのスペースを確保できなくなるからです。

近年は食生活の変化によって食べ物が食べやすくなったことから、咀嚼にそれほど力が必要ありません。

そのため、顎の小さい人が増えているのです。

一方、歯の大きさは変わっていません。結果、顎だけが小さくなり歯のスペースだけが足りなってしまい、歯並びが悪くなります。

関連記事:【保存版】あごが痛い人必見!それ歯並びが原因かもしれませんよ

 

虫歯・歯周病がある

困る女性の画像

虫歯。歯周病があると、歯並びが悪くなることがあります。痛くない歯で食べ物を噛み続けていると、少しずつ噛み合わせが悪くなっていくからです。

  • ●痛くない歯だけで食べ物を噛み続けた
  • ●歯が抜けた後に治療しないまま放置した

 

こうした場合に起こります。特に歯が抜けて放置していると、周囲の歯がずれて歯並びが変わる可能性も。

歯周病となると、歯を支える骨が脆くなるため、より歯並びに影響します。発症した場合はすぐに治療を受けましょう。

 

食べ方に癖がある

男性の画像

食べ方に癖がある場合も、歯並びが悪くなる可能性があります。

特に注意したいのが、常に片方の奥歯だけで咀嚼している場合です。片側だけに圧力がかかるため、左右のバランスが崩れます。

最悪の場合、歯並びだけでなく顔の歪みとして現れることも。

更に特定の歯だけ使うため、その部分の歯だけ消耗が激しくなります。結果、噛み合わせや歯並びにまで影響が出てしまうのです。

自分では気がつきにくい部分なので、知り合いに聞いてみるのも良いでしょう。

 

つい頬杖をついてしまう

パソコンを見る女性

つい頬杖をついてしまう方も、歯並びが悪くなる可能性があります。頬杖によって顔の片方だけに力がかかってしまうためです。

また、歯並び以外にも顎関節症の原因になることも。

頬杖が癖になっている方は、知らない間にはと体に負担をかけているのだと覚えておきましょう。

無意識にしてしまう場合も多いため、頬杖をつかないように意識することが大切です。

 

舌で歯を押してしまう

舌を出す女性

舌で歯を押してしまう癖がある方も、歯並びが悪くなる可能性があります。口内の圧力のバランスを崩してしまうからです。

通常、口内は内側に向かう力と外側に向かう力が拮抗しています。そこに舌の力が加わると、内側に向かう力より外側に向かう力が強くなってしまうのです。

すると歯が外に押し出される格好になってしまい、歯並びが悪くなります。出っ歯の代表的な原因の1つです。

無意識にしてしまうことも多いため、意識して歯に触れないよう気をつけましょう。

 

指しゃぶりや爪を噛む癖がある

指しゃぶりの画像

指しゃぶりや爪を噛む癖があると、歯並びが悪くなる可能性があります。特に赤ちゃん〜幼少期に指しゃぶりの癖があった方は、要注意です。

人に寄っては、前歯が噛み合わなくなる開口の症状が出ることがあります。

また、成長してからも爪を噛む癖がある方は注意しましょう。爪は硬い素材でできています。

噛んだ際に前歯が削れたり、歯がズレたりすることがあります。

指しゃぶりと爪を噛む行為は、どちらも歯並びに影響します。意識して止めるよう心がけてください。

 

歯並びが悪い症状の種類

カウンセリング画像

一口に歯並びが悪いと言っても、その症状は様々です。中には複数の症状が重なっているケースもあります。

ここからは、歯並びが悪い症状について解説します。以下の8つが悪い歯並びの代表格です。

  • ●出っ歯/上顎前突
  • ●受け口/下顎前突
  • ●上下顎前突
  • ●開咬/オープンバイト
  • ●乱ぐい歯/叢生
  • ●すきっ歯/空隙歯列
  • ●過蓋咬合
  • ●交叉咬合

 

出っ歯/上顎前突

上顎前突のイメージ

出っ歯/上顎前突は、下の歯よりも上の歯が4〜5mm以上前に出ている状態です。歯並びが悪いと聞いて、多くの方が思い浮かべる症状の1つでしょう。

以下のような原因で出っ歯になる方が多くいます。

  • ●遺伝的に前歯が大きい
  • ●指しゃぶりの癖があった
  • ●口呼吸をしてしまう
  • ●舌で前歯を押す癖がある

 

このように、出っ歯の多くは日常生活の中で無意識にしてしまう癖によるものです。

出っ歯になって口が乾燥すると、虫歯や歯周病になりやすい環境になってしまいます。

審美性の面からもコンプレックスに感じる方が多い症状でもあります。

関連記事:出っ歯は自力で治る?原因と治療法について紹介

 

 

受け口/下顎前突

下顎前突の画像

受け口/下顎前突は、下の顎が上の顎より前に出てしまっている状態です。

下唇が前に出てしまうため、咀嚼が上手にできなかったり発音障害が起こったりします。

主に以下の理由によって発症します。

  • ●遺伝による骨格の形成
  • ●唇や舌の筋肉の癖
  • ●舌で下の前歯を押してしまう癖がある
  • ●口呼吸

 

日常の癖も原因にはなりますが、発症している方のほとんどは遺伝的な要素によるものです。

 

上下顎前突

上下顎前突

上下顎前突は、上下の前歯が前方に出ている状態です。一見すると綺麗な歯並びですが、口元に目を向けると前に出ているように見えてしまいます。

食べ物をうまく噛めなかったり、転倒によって歯や骨を折る危険性があったりします。日常生活に支障を来す歯並びです。

症状が現れる理由は、以下の3つです。

  • ●顎の骨に問題がある
  • ●歯だけが前に出てしまった
  • ●矯正治療を無理に非抜歯で受けた

 

中でも注意したいのが、矯正治療を非抜歯で受けること。治療の中には抜歯が必要なケースがあります。

抜歯に抵抗のある方は、矯正後の状態まで医師と相談した上で矯正治療を受けましょう。

 

開咬/オープンバイト

オープンバイト画像

開咬/オープンバイトは、前歯が閉じない状態を指します。酷い場合は痛みを伴うことも。前歯が閉じないため奥歯だけに圧力がかかり、負荷が強くなってしまうためです。

歯並びの原因は以下が考えられます。

  • ●遺伝
  • ●指しゃぶり
  • ●舌で歯を押してしまう癖がある
  • ●口呼吸

 

開咬は前歯を閉じられないため、口の中が乾燥しやすい点も特徴です。

 

乱ぐい歯/叢生

乱ぐい歯のイメージ

乱ぐい歯は/叢生は、歯がガタガタに生えてしまっている状態です。八重歯や捻転も該当します。

歯が重なり合ってデコボコに生えているため虫歯や歯周病になりやすく、咀嚼もうまくできません。

その原因も、先天的なものから日常の癖まで様々です。

  • ●顎が小さい
  • ●顎に対して歯が多き
  • ●指しゃぶりの癖があった
  • ●舌で歯を押してしまう癖がある

 

咀嚼がうまくできないことにより、胃腸に負担がかかる可能性もあります。食事が好きな方にとって、大きなデメリットと言えます。

 

すきっ歯/空隙歯列

すきっ歯イメージ

すきっ歯/空隙歯列は、歯と歯の隙間が空いている状態です。以下が原因で起こるとされています。

  • ●先天的に歯の本数が少ない
  • ●顎の大きさに対して歯が小さい
  • ●舌で前歯を押す癖がある

 

すきっ歯になると、発音障害や歯の隙間に食べ物が詰まりやすいといった症状が現れます。

ケアを適切にしないと虫歯や歯周病になるため、丁寧なケアを心がけましょう。

 

過蓋咬合

過蓋咬合画像

過蓋咬合は、上の歯が下の歯に被さりすぎている状態を指します。骨格に問題がある遺伝的な症状です。

顎関節が通常の位置よりも下がっているため、下顎全体を後退させています。そのため、上の歯が下の歯に覆い被さってしまいます。

過蓋咬合を放置していると、以下の症状が現れるため注意が必要です。

  • ●顎関節症
  • ●虫歯
  • ●歯周病
  • ●口内炎

 

お口のトラブルに悩まされる日々が続きます。負担を減らしたい場合は治療も考えてみてくださいね。

 

交叉咬合

交叉咬合画像

交叉咬合は、上下の噛み合わせがすれ違っている状態を指します。歯が交互に噛み合っている形です。

交叉咬合の影響が強くなると、顔の歪みや肩こり・頭痛が起こります。

現在、肩こりや頭痛で悩んでいる方は、交叉咬合が原因となっている可能性があります。

交叉咬合になる原因は、遺伝的なものから日常の癖まで様々です。

  • ●バランスの悪い状態のまま顎が成長した
  • ●片頬のみで咀嚼し続けていた
  • ●頬杖をつく癖がある

 

普段の生活の中で無意識にしているものがあれば、意識してしないように気をつけてみましょう。

 

歯並びが悪いと起こる症状

しゃがんで悩む女性

歯並びが与える影響は、歯だけに止まりません。体全体に影響を与えます。

悪い歯並びともなると、以下の症状が起こることも。

  • ●虫歯・歯周病
  • ●ドライマウス
  • ●口臭
  • ●発音障害
  • ●顎関節症
  • ●頭痛
  • ●肩こり
  • ●耳鳴り
  • ●胃腸障害
  • ●見た目のコンプレックス
  • ●ストレス

 

身体的な症状はもちろん、ストレスなどの精神的な部分でも負担を感じる可能性があります。

悪い歯並びを放置することで、体のあちこちに影響が出てしまうのです。

関連記事:虫歯にならない健康的な歯を維持するには

 

歯並びを悪化させないための方法

ポイントの画像

歯並びが悪くなるのは、遺伝的なものと癖によるもので分かれます。特に後者は、日々の生活に気をつけることで、悪化させないようにできます。

中でも以下は意識して過ごすだけで、歯への負担を大きく減らせるためオススメです。

  • ●口呼吸を止める
  • ●指しゃぶりをしない
  • ●爪を噛まない
  • ●仰向けで寝ない
  • ●頬杖をつかない
  • ●噛みごたえのあるものを食べる
  • ●歯科医院で定期健診を受ける

 

自分でできる予防法をしながら、歯科医院で定期的に検診を受けましょう。お口のトラブルを最大限減らせます。

特に歯並びが悪くなると、虫歯や歯周病といった病気に見舞われる可能性が高くなります。定期的に通院し、奥の健康を維持してくださいね。

関連記事:歯並びと口呼吸の関係とは?鼻呼吸への改善方法も解説

 

歯並びが悪い時は矯正治療がオススメ

施術画像

歯並びが悪い時は、矯正治療で治す方法もオススメです。日々のケアも大切ですが、歯並びを抜本的に治すなら矯正治療を受けましょう。

矯正治療は以下の3つに分けられており、症状によって効果的な治療が違います。

  • ●表側矯正
  • ●裏側矯正
  • ●マウスピース型矯正

 

表側矯正

表側矯正の画像

悪い歯並びを治す方法として、表側矯正があります。歯の表側にブラケットとワイヤーを装着して矯正する方法です。

歯列矯正と聞いて多くの方が思い浮かべる矯正でしょう。

表側矯正には以下のメリットがあります。

  • ●症例数が豊富
  • ●対応できる症例が多い
  • ●費用が比較的安い

 

歴史もあるため、多くの悪い歯並びに対応できます。費用面で安い点も嬉しいポイントです。

ただし外から矯正器具が見えてしまうため、審美性を気にする方には向いていません。

なお、こちらで表側矯正について解説しています。ぜひ確認してください。

 

裏側矯正

歯の模型の画像

裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつける矯正方法です。

表側矯正と違って外から見えないため、審美性を気にする方でも安心して治療を受けられます。

その特徴は以下になります。

  • ●外から見えないため目立たない
  • ●内側に引っ張る力が強く、出っ歯などの歯並びに宇良い
  • ●表側矯正と比べて対応できる歯並びが少ない
  • ●費用は割高

 

表側矯正と違って対応できる歯並びの数が少ない点はデメリットです。自分の歯並びが対応しているかどうかは、事前に医師に確認してください。

また、裏側矯正はオーダーメイドです。費用も割高になります。一部だけ裏側矯正をするハーフリンガルという方法なら、費用を抑えられるでしょう。

なお、こちらので裏側矯正について解説しています。ぜひ確認してください。

関連記事:裏側矯正とは?種類や費用について紹介いたします

 

マウスピース矯正

マウスピースの画像

マウスピース型矯正は、マウスピースを長時間装着して行う矯正方法です。気軽にできることから、近年注目を集めています。

  • ●透明なマウスピースなので矯正しているとわかりにくい
  • ●簡単に取り外せる
  • ●歯のケアが楽ちん
  • ●費用が控えめ

 

このように多くのメリットがあります。簡単に取り外せるため、食事を楽しめるのもポイントです。食べるのが好きな人にとっては嬉しいですよね。

矯正装置に食べ物が詰まることもないため、非常に取り組みやすい矯正方法となっています。

ただし、全ての噛み合わせに対応できるわけではありません。事前に医師へ相談しましょう。

なお、こちらでマウスピース矯正について解説しています。ぜひ確認してください。

 

渋谷で歯並びの悪さでお悩みなら渋谷ルーブル歯科・矯正歯科へ

渋谷ルーブル歯科

悪い歯並びの原因は様々です。遺伝的なものから普段の生活によるものまで、人によって違います。ですが、そのほとんどが無意識に歯に対して何らかの力を込めているために起こります。

歯並びが悪いと、心身に影響が出ることも。そのため、日々の生活の中で悪化させないように過ごすことを心がけましょう。

もし歯並びでお悩みなら、渋谷ルーブル歯科・矯正歯科へご相談ください。専門知識を持った医師が、患者さまに寄り添った治療を提案いたします。無料でカウンセリングも行っていますので、ぜひ1度お気軽にご相談ください。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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