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インビザライン・ライトとは|メリット・デメリットとフルとの違い

「インビザライン・ライトってどんな矯正治療?」「他の治療方法と何が違うの?」などの疑問を抱いていませんか。

自身に合っているかわからず、困っている方もいるでしょう。インビザライン・ライトは、軽度の症例を主な対象とするマウスピース矯正です。

治療費を抑えやすいなどのメリットがあります。

ここでは、インビザライン・ライトのメリット、デメリットを紹介するとともにインビザライン・フル、GOとの違いなどを解説しています。詳細を理解したい方は参考にしてください。

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インビザラインの概要

インビザラインは、米国のアライン・テクノロジー社が展開するマウスピース矯正ブランドです。同社は、公式サイトで以下のように説明しています。

透明に近いマウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを綺麗にする治療方法です。 出典:invisalign公式サイト https://www.invisalign.co.jp/consumer/

治療では、実際の歯並びと形状がわずかに異なるマウスピースを装着します。

一定期間ごとに新しいマウスピースへ交換して、歯に緩やかな力をかけ続ける点が特徴です。

段階的に歯を動かすため、一般的な矯正治療よりも痛みが小さいと考えられています。

また、目立ちにくい、違和感を抱きにくい、食事や歯磨きをこれまで通り行えるなどの特徴も備えます。

世界で1,400万人以上の使用実績がある点も見逃せません。

多くの方から支持されているマウスピース矯正ブランドです。

関連記事:インビザラインとは?失敗しないために矯正歯科認定医が徹底解説

インビザライン・ライトとは

インビザラインブランドは、症状などにあわせて選べる製品を用意しています。

インビザライン・ライトは「軽度」を適応症例とする製品です。

歯並びが多少ガタガタしている、噛み合わせが少し気になるなどの症例に対応しています。

具体的には、14ステージ(14枚のマウスピース)で治療できる症例が対象です。

短期間で治療を終えられる点と治療費を抑えやすい点が特徴といえるでしょう。ただし、中等度以上の症例には対応できません。

インビザライン・フルとの違い

インビザライン・フル(コンプリヘンシブ)は「重度」を適応症例とする製品です。

インビザライン・ライトと異なりマウスピースの使用枚数に制限はありません。

したがって、噛み合わせや歯並びに関する幅広い悩みに対応できます。

公式サイトによると、インビザラインの適応範囲はワイヤー矯正と同様です(担当医の治療方針などにより対応範囲は異なります)。

インビザライン・GOとの違い

インビザライン・GOは、奥歯以外の歯(合計20本)を対象とする製品です。治療に使用するシステムやマウスピースに使用する素材は他の製品と変わりません。

治療対象を限定して、治療期間と治療費を抑えている点が特徴です。

インビザライン・ライトは、奥歯を含むすべての歯を対象としています。

インビザライン・ライトのメリット

インビザライン・ライトの主なメリットとして次の点があげられます。

メリット①治療費用を抑えられる

インビザライン・ライトは、1クールで使用できるマウスピースの枚数を制限しています。

したがって、中度の症例に対応しているモデレート、「重度」の症例に対応しているフル(コンプリヘンシブ)より原則として治療費を抑えられます

製品ごとの適応症例とマウスピースの枚数は次のとおりです。

名称

適応症例

マウスピースの枚数

ライト

軽度

14枚

モデレート

中度

26枚

フル

重度

無制限

適応症例は限定されますが、治療費が気になる方に向いている選択肢といえるでしょう。

メリット②治療期間を短縮できる

インビザライン・モデレート、フル(コンプリヘンシブ)より、治療期間が短い点も魅力です。治療期間の目安は以下のとおりです。

【目安】

  • ライト:3~6カ月程度
  • モデレート:7~18カ月程度
  • フル(コンプリヘンシブ):18~36カ月程度

実際の所要期間はケースで異なりますが、短期間で治療を終えられる可能性があります。

ちなみに、マウスピース装着時間の目安は1日あたり22時間以上です。治療期間が短くなると、負担感を軽減しやすくなります。

関連記事:歯列矯正にかかる期間の目安・治療期間と短くするためのポイント

メリット③歯列全体を治療対象にできる

前述のとおり、インビザライン・ライトはすべての歯を治療の対象としています。前歯だけでなく奥歯の治療も行えます。

したがって、噛み合わせの調整も可能です。「軽度」の症例を対象とするものの、費用と期間を抑えながら歯列全体の治療を行える点は魅力です。

奥歯を治療の対象としないインビザライン・GOより、幅広い悩みに対応できる可能性があります。

インビザライン・ライトのデメリット

インビザライン・ライトには、気を付けたいデメリットもあります。主なデメリットは次のとおりです。

デメリット①適応できる症例が限定的である

ここまで説明してきた通り「軽度」の症例を対象とします。

歯並びの状態などによっては、希望しても治療を受けられない恐れがあります。

噛み合わせを大きく変える必要があるケースなどは基本的に適していないといえるでしょう。

治療期間や費用に魅力を感じたとしても、選択できないことがある点には注意が必要です。

ちなみに、適応の可否は原則として歯科医師が判断します。

希望している治療方法がある場合は、自身で判断せず歯科医師に相談することが大切です。

デメリット②マウスピースの枚数に制限がある

インビザライン・ライトで使用できるマウスピースは、1クールあたり14枚です。

「軽度」の症例であっても、マウスピースの使用枚数が14枚を超える場合は原則として適応対象から外れます。

軽度であっても、すべての症例で選択できるわけではありません。また、同様の理由で、歯並びの状態によってはできることが限られるケースもありえます。

たとえば、理想的な歯並びを目指せないなどが考えられるでしょう。

メリットだけでなく、デメリットも踏まえて選択することが大切です。

インビザライン・ライトの費用相場

矯正治療は、原則として保険を適用できない自由診療です。

歯科医院が自由に治療費を決定できます。したがって、具体的な治療費は歯科医院で異なります。

ただし、相場がないわけではありません。インビザライン・ライトの治療費は、40~60万程度と考えられています。

ちなみに、インビザライン・フルの治療費は80~120万円程度です。

フルの半額程度で、矯正治療を受けられる可能性があります。実際の治療費は、歯科医院でご確認ください。

インビザライン・ライトは軽度を対象とするマウスピース矯正

ここでは、インビザライン・ライトについて解説しました。

簡単に説明すると、アライン・テクノロジー社が提供するマウスピース矯正ブランドのなかで、軽度の症例を対象とする製品といえるでしょう。

主なメリットは、治療期間や治療費用を抑えやすいことです。

ただし、使用できるマウスピースの枚数には制限があります。したがって、すべての方が選択できるわけではありません。

歯科医師と相談しつつ治療方法を検討することが大切です。

ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

当院では、矯正歯科専門の歯科医師が、目立ちにくく結果を出しやすい矯正治療をご提案しています。

当然ながら、インビザラインも扱っています。歯並びなどでお悩みの方は、無料カウンセリングをご利用ください。

 

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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