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噛み合わせの悪さが頭痛の原因に?改善する方法もチェック

噛み合わせとは、上下の歯がどのように合わさるかを指すもの。不適切な噛み合わせは、食事時の不快感に留まらず、頭痛のような身体的な不調を引き起こす場合があります。

この記事では、咬合異常の種類と原因、弊害について詳しく解説しています。

また、噛み合わせの悪さが頭痛を引き起こすメカニズムや、改善方法についても紹介。

噛み合わせに関する問題を抱えている方、または予防に関心がある方はぜひ参考にしてください。

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噛み合わせ(咬合)とは

噛み合わせ(咬合)とは、上下の歯がどのように接触し、力を分散しているかを指す言葉です。

顎関節、筋肉、歯、そして骨への影響や刺激を抑え、バランスの良い力を保つことが、「良い噛み合わせ」とされます。

対照的に、上下の歯が適切に接触しない場合、これらの組織に不必要なストレスがかかり「悪い噛み合わせ」とされるのです。

悪い噛み合わせが引き起こす症状は個人差があり、噛む力の強さや、それに対する身体の抵抗力によって異なります。

例えば、夜間の歯ぎしりや顎の締め付けが強い人は、深刻な影響を受ける可能性が。

同様に、歯周病などで支えている骨が弱っている場合、大きな力が加わることでさらなるダメージを受けるリスクがあります。

咬合異常の種類

歯並びの問題にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴が異なります。

ここでは、一般的な咬合異常の種類について表でまとめました。

受け口

上顎よりも下顎が前方に出ている状態です。遺伝的要因や口周りの筋肉の癖によって生じ、食事や発音に影響を及ぼす可能性があります。

開咬

口を閉じても前歯が接触しない状態を指します。舌の癖や口呼吸などが原因で起こりやすく、ドライマウスになるリスクが高まります。

交叉咬合

上顎と下顎の歯が正しく噛み合わない状態です。顎の大きさの不均衡や特定の咬合癖が原因となることがあります。この状態は、頭痛や肩こりを引き起こす原因になります。

叢生

歯がまっすぐに並ばず、デコボコしている状態を指します。顎の未発達や指しゃぶりなどの癖が影響し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある状態です。舌の癖や指しゃぶりが原因となり、ドライマウスや奥歯の喪失リスクが高まります。

出っ歯

前歯が通常よりも前方に出ている状態です。顎の成長のバランス問題によって起こり、食事の困難さや顔の歪み、さらに頭痛や肩こりのリスクを高めます。

咬合異常が起こす問題はそれぞれ異なり、正しい診断と治療が必要です。

関連記事:出っ歯は自力で治る?原因と治療法について紹介

噛み合わせが悪くなる原因

噛み合わせの悪さは多くの原因によって生じます。まず、遺伝が大きな要因となるでしょう。

例えば、親が受け口の場合、子供も受け口になる可能性が高くなるなど、顎の大きさや歯の大きさは遺伝によって左右されます。

加えて、生活習慣も噛み合わせに大きく影響します。日常的な頬杖は、片側の顎に力がかかるため、長期にわたると噛み合わせに悪影響を及ぼすでしょう。

また、舌の癖、唇の緊張や弛緩の問題、口呼吸なども噛み合わせに影響を与えます。

そのほか、片側だけで噛む癖や、歯ぎしり、食いしばりなども同様。歯や顎に強い力をかけ続けることで、噛み合わせに悪影響を及ぼすのです。

不適切な姿勢で寝る癖も、噛み合わせへの影響が考えられます。

噛み合わせが悪いことによる弊害

噛み合わせが悪いことによる弊害は、多岐にわたります。主に以下3つの症状が現れるでしょう。

  • 口呼吸になってしまう
  • 口がいつも開いた状態になる
  • さらなる不正咬合を引き起こす

順番に見ていきましょう。

口呼吸になってしまう

まず、口呼吸は不正咬合の一つの結果であり、さらなる不正咬合を引き起こす要因となります。

口呼吸が続くことで口内の乾燥を引き起こし、虫歯や歯周病のリスクを高めるでしょう。

さらに、睡眠時無呼吸症候群やアレルギーなどの健康問題につながります。

また、長期間にわたる口呼吸は、前歯が前方に出る不正咬合を進行させてしまいます

関連記事:歯並びと口呼吸の関係とは?鼻呼吸への改善方法も解説

口がいつも開いた状態になる

噛み合わせが悪いと、常に口が開いている状態になる場合もあります。

唇を閉じるための筋肉の発達を妨げ、長期的に口を閉じるのが難しくなるかもしれません。

その結果、口呼吸を促進し、前述のような口内の乾燥、不正咬合の悪化につながります。さらに姿勢にも影響を与え、背骨の健康問題を引き起こす可能性もあるのです。

さらなる不正咬合を引き起こす

噛み合わせが適切でないと、食べ物を十分に噛むのが困難になり、さらなる不正咬合の悪化を引き起こします。

また、不正咬合により噛む能力が低下することで、食事が早くなり、消化不良や栄養吸収の問題を招く場合もあるでしょう。

噛み合わせの悪さは頭痛の原因にもなる

不適切な噛み合わせが原因で、頭痛やその他の体の不調が引き起こされます。

日常的な頭痛の背後に、噛み合わせの問題が隠れているケースも少なくなく、なかなか気づかないのが厄介でしょう。

噛み合わせが悪い状態が長引くほど、症状が悪化する恐れがあります。

原因不明の頭痛やその他の不調が続く場合、噛み合わせの問題を疑ってみましょう。

矯正治療によってこれらの症状が改善された例もあり、早めの対応が健康を取り戻す鍵となります。

噛み合わせの悪さが頭痛を引き起こすメカニズム

噛み合わせの不調は口周りの筋肉に負荷をかけ、その影響が全身に及びます。

筋肉は筋膜でつながっているため、口周りの筋肉の緊張が頭痛、肩こり、さらに腰痛など、さまざまな全身症状を引き起こす原因となるのです。

嚙み合わせの悪さを改善する方法

噛み合わせの悪さは、生活習慣の見直しや適切な歯科治療によって改善できます。順番に見ていきましょう。

生活習慣の改善

噛み合わせの問題に大きく影響するのは、日々の生活習慣です。

食事の際の噛み方、無意識のうちにしているくいしばり、歯ぎしり、寝姿勢などが含まれます。

日々の生活習慣や癖を意識して改善することで、噛み合わせが少しずつ改善していくかもしれません。また、日々の口腔ケアも怠らないようにしましょう。

歯科治療

歯科治療も噛み合わせの問題解決に欠かせないアプローチです。

虫歯や抜けた歯に対する適切な治療は、噛み合わせを正常に戻すために必要でしょう。

入れ歯やブリッジ、インプラントなど、失った歯の代替方法も慎重に検討しましょう。

さらに、噛み合わせが原因で何らかの症状が発症している場合は、矯正治療によって根本的な改善を図ります。

矯正治療は見た目の美しさだけでなく、口腔機能の向上や健康状態の改善にもつながるのです。

噛み合わせの悪さは早めに改善しよう

いかがでしたでしょうか。この記事では、噛み合わせの悪さが頭痛を引き起こす可能性や、そのメカニズムについて詳しく解説しました。

噛み合わせの問題は、口内の不快感だけでなく、全身に影響を及ぼす可能性もあります。

また、生活習慣の見直しや適切な歯科治療によって、噛み合わせを改善する方法も紹介しました。

噛み合わせの悩みは放置せず、歯科医に相談し適切な対処をしましょう。

渋谷に位置するルーブル歯科・矯正歯科は、噛み合わせの問題を解決する矯正治療を得意としています。

表側矯正から裏側矯正、近年注目されているインビザラインまで、幅広い矯正治療を提供するほか、実績も豊富。 噛み合わせの問題でお悩みの方は、ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

 

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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